なまはげとは何か
なまはげは、秋田県男鹿(おが)半島を中心に伝わる、大晦日の伝統行事です。鬼を思わせる面をかぶり、藁(わら)でつくった衣装を身につけた地域の青年たちが、家々を一軒ずつ巡ります。
ナマハゲは怖い姿をしていますが、鬼ではなく「来訪神(らいほうしん)」です。一年の終わりに人々の怠け心を戒め、新しい年の無病息災、五穀豊穣、海の幸・山の幸をもたらすとされています。「泣く子はいねがー」「悪い子はいねがー」という掛け声は、行儀を正すための言葉です。
文化財・世界遺産としての位置づけ
男鹿のナマハゲは、その文化的・歴史的価値が国内外で認められています。
- 1978年:国の重要無形民俗文化財に指定
- 2018年11月29日:ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとして登録
ユネスコ登録は、男鹿のナマハゲ単独ではなく、全国8県10行事(鹿児島県のトシドン、能登のアマメハギなど)の来訪神信仰のまとまりとして登録されたものです。なまはげは、その代表格として広く知られています。
なまはげビールという地ビール
秋田県には、なまはげをテーマにしたクラフトビールがいくつか存在します。代表的なものに、秋田あくらビールが醸造する「なまはげIPA」があります。
- アルコール度数:6.0%
- IBU(苦味の指標):55
- ホップ:ニュージーランド産(Motueka、Nelson Sauvin)を中心に使用
- 味わいの方向性:強めの苦味、トロピカルな香り
また、男鹿半島の旧JR男鹿駅舎を利用して2021年11月に開業した「稲とアガベ醸造所」など、男鹿の地でクラフト酒造を担う動きも近年活発になっています。
当店でお出ししている「なまはげビール」は、仕入れ状況により銘柄が変わることがあります。詳しくは店頭でお気軽にお尋ねください。
店名「松尾」とのつながり
松尾珈琲の店名は、秋田県の松尾牧場に由来します(詳しくは松尾牧場の和牛についての記事)。なまはげビールは、松尾牧場を中心にした秋田とのつながりを、お酒という形でも表現したいという考えから取り入れています。
当店では、店内の秋田杉の内装、お米の秋田県産米のおにぎり、漬物のいぶりがっこ、そして狭山茶(こちらは隣県・埼玉)と並んで、なまはげビールも秋田を象徴するメニューのひとつとして位置づけています。
食事とのペアリング
なまはげビール(¥1,000)は、味の濃い料理と特に好相性です。当店では以下の組み合わせがおすすめです。
- 松尾牧場のビーフカレー(¥1,500):スパイスとビールの苦味が補い合います。
- 松尾牧場のビーフシチュー(¥1,700):濃厚なソースをすっきりと洗い流すように。
- 松尾牧場のコンビーフ(¥500):塩気のあるおつまみとして定番。
- 松尾コンビーフととろけるチーズのホットサンド(¥1,000):合計¥2,000のセットで、満足度の高いペアリング。
- いぶりがっこのクリームチーズ添え(¥350):燻製の香りとビールの苦味が絶妙に響き合います。
大晦日に来訪神を迎える秋田の風土と、その記憶を引き継いだ一杯の地ビール。お酒は、その土地の暮らしと風景を、もっとも素直に映す飲み物だと思います。
提供について
- 提供時間:通常営業時間内(11:30 – 20:00、ラストオーダー 19:30)
- 提供形態:瓶またはグラス(仕入れにより変動)
- 20歳未満の方への酒類提供はいたしません
- 飲酒運転は法律で禁止されています
ご来店の詳しい行き方はひばりヶ丘駅からのアクセス記事をご覧ください。お車でお越しの場合は飲酒をお控えいただくか、公共交通機関のご利用をお願いいたします。